ついにスタートしたね。朝ドラ「らんまん」。のっけからハマりましたわ。
私も第一話からハマりました。ストーリー、役者陣サイコー。１週目の考察です。
らんまん１週目・バイカオウレン万太郎の子ども時代
この物語の主人公は、牧野万太郎。ドラマでは槙野万太郎と表現されています。
「幕末から昭和へと移り変わる時代の中を、ただ植物を愛し天真爛漫に駆け抜けました」というナレーションと大人の万太郎(神木隆之介)が最初に登場。
ナレーションは宮崎あおいさんです。
そして始まる、第一話。
彼の子ども時代。演じるのは、森優理斗。
生まれつき身体が弱く、走ることも制限されていました。
そんな、か弱い酒蔵の跡取りのことをねたむ親せきの会話を耳にし、ショックを受けるところで第一話は終了。
「いっそ、まんのじは生まれてこんほうがよかったな」と。
「まんのじ」というのは万太郎のニックネームです。
「まんのじ」「ぼう」と呼ばれ親しまれ愛されていた幼少期なのです。
ショックを受ける万太郎は、母に問います。
母(広末涼子)から裏の神社にいる神様の話を聞き、一目散に走る万太郎。
そこで偶然か必然か、出会う天狗と名乗る男(ディーン・フジオカ)。
彼はいったい何者？
万太郎は彼に問います。
「わし、生まれてこんほうがよかったかじゃ」と。
天狗の答えが心に響きます。
「そんなこと言うガキは頭から食ろうたる！」と大きな声で天狗。
そこから彼が語る言葉が、力強く響きます。
生まれてこんほうがよかった人は一人もおらんぜよ
いらん命は一つもない
この世に同じ命はひとつもない
みんな自分の務めをもって生まれてくるがじゃき
己の心と命を燃やして
何か一つのことを成すために生まれてくるがじゃ
この言葉は心にしみました。大人が迷える子どもにこんな風に励まし勇気づけてくれることにも胸が熱くなりました。
ここで気になるこの天狗の存在。
お迎えの者が来たときに、彼のことを「さかもとさん」と呼んでいました。
さかもとさん、って何者？
下関に行くことになっているから、人目については困るともいわれていた坂本さんは誰？
で、彼がつぶやいた言葉も心にひっかかる。
「もし私に息子がおったらこんなふうに遊んだがの？」
これって、どういうこと？ 彼に子どもはいるの、いないの？
松坂慶子さんの白熱の演技に、ドラマが締まる！
気性の激しい、明治の女を演じる松坂慶子さん。
夫を亡くし、息子もなくし、酒蔵を一人で切り盛りするのは、並大抵なことではありません。
強く激しい気持ちの底に流れる情熱が、あふれんばかりに感じとられます。
嫁のヒサ(広末涼子)、孫たちを愛し、酒蔵で働く職人たちへ愛情の深さも画面からひしひし伝わります。
迫真の演技に胸が熱くなります。
すごいな、松坂慶子さん。
役者魂にふれて、泣きそうになります。
松坂慶子さんに次ぐ演技力と存在感。姉役の太田結乃さん
万太郎の姉・綾を演じるのは、太田結乃さん。
弟のからだの弱さに歯がゆさを感じながらも、弟の何とも言えない存在感と魅力をしっかり見据えているのです。
母の寿命のことも感じ取りながら、必死に耐え、陰で涙する姿が切ない。
酒蔵に魅了されながらも、自分が女だからという葛藤を受け止めている、なんとも包容力のある人間を演じきっています。
綾(太田結乃)の存在なくして、万太郎の成長は考えられなかったのではないか？
そんな存在感を早くも感じさせてくれる、その演技力と存在感は圧巻です。
母亡き後、どれほど、祖母や万太郎の支えになるのか、が想像できます。
万太郎と同時に姉の成長と人生もとても楽しみでなりません。
あいみょん歌う主題歌「愛の花」がドラマを大いに盛り上げてくれそう
朝ドラの主題歌って、だんだんだんだんドラマが進むにつれてなじんできて、おぉ、ドラマにぴったりじゃないか！
と感動することが多いのだけれど、今回の「愛の花」はのっけから、ジーンと心にしみてきました。
植物を愛した万太郎の人生にぴったりの歌詞で、毎日聴くほどに愛が伝わってきました。
空が晴れたら 愛を愛を伝えて
涙は明日のため 新しい花の種
空が晴れたら、というところからの歌詞が響きます。
牧野万太郎さんの人生を、これから視聴できることが楽しみになってきました。
この主題歌が回を重ねるごとに、どんどん心にしみてきそうです。
「らんまん」第1週 考察・気になるところ
天狗(ディーン・フジオカ)の正体はいったい誰？
姓は「さかもと」、行先は「下関」
今後のドラマにも登場するのか？
万太郎との再会はあるのか？
天狗の正体は、やがて明かされるのか？
きっと坂本龍馬さんですよね。カッコよかったなぁ、ディーン・フジオカさん。
それとも、そんなことがあったなぁ、という過去の思い出で終わるのか？
これは、気になるところです。
このドラマの最終話で振り返りたいところです。
母の死の悲しみや心細さから、どのような人生を歩んでいくのか。見守りたい気持ちも沸いて、このドラマにすっかりハマってしまいました。次週も感想・考察、記事アップします。読んでいただけると嬉しいです。
第２週も楽しみ。次は万太郎が小学生になるところからのスタートですね。チャオさんの考察、気になったところも気になります(^^♪
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コメント
いつも柔らかい印象の松阪慶子さんですが、今回は気丈な祖母役ですね。
夫も息子も亡くして酒蔵の責任を負ってるので気性も強くならざるを得ないんでしょう。
子供達を心配する姿に目頭が熱くなりました。
天狗は坂本龍馬？
でも、もう逢えないかな？
万太郎に、いい言葉を贈りましたね。
明日からも楽しみです。
クニさん
コメントありがとうございます。
第１話～５話。目頭熱くなるドラマでした。
やはり、坂本龍馬さんですよね。
さかもとさん、でピンときました。
ぜひ、もう一度再開してほしいものです。
第２週目も楽しみです。