中広正広、竹内結子主演「白い影 その物語のはじまりと命の記憶」について
テレビドラマ「白い影 その物語のはじまりと命の記憶」は、2001年1月~3月にかけて放送されました。
中居正広、竹内結子主演で脇役には津川雅彦さん、川上隆也さん、いかりや長介さん、菊川怜さんなど。
「もうテレビドラマには出演したくない」と中居正広さんは言っていますが、このドラマと松本清張原作の「砂の器」出演の中居さんを見て、すごい俳優だな、と中居さんの俳優としての才能にも目を見張ったものでした。
ご本人は多分その才能ゆえに、演じることでくたくたになられるんだろうなぁ、とも思ったりもしています。
テレビドラマ白い影の原作は、渡辺淳一著「無影燈」
このドラマ、もともとは、田宮二郎さん主演の白いシリーズの作品でした。
外科医直江庸介を演じきった中居正広さん。
めちゃ、ニヒルでかっこよくて、多発性骨髄腫という病に侵されながらも医師としてのプライドを貫き通す、ブレない男を見事に演じ切りました。
そんな直江に惹かれ、だんだん恋に落ちていく志村倫子役の竹内結子。
切なくて、悲しい、それでいてドキドキときめく。毎話、見終わった後には何とも言えぬ虚しさに落ちるドラマでした。
そこに希望の光はあるのか? と思わずに入れない白い影ならぬ暗い影が潜むドラマでした。
「白い影 その物語のはじまりと命の記憶」出演の脇役陣が素晴らしかった
津川雅彦さん、川上隆也さんはじめ、原沙知絵さん、菊川怜さんが脇役をしっかり固めていましたが、
ことにいかりや長介さんの迫真の演技には息をのみました。
死を前に、その恐怖や生きたいという切望、いっぽうで自分は死んでしまうのだと気づいてしまうその現実を、ここまで演じきったいかりや長介という人の演技力を超えた凄みを感じました。
彼は芸人であったけれど、後半は凄まじい役者になっていましたね。
その彼を見る意味でもこのドラマを見る価値はある、と思うのです。
最終回がじわじわと流れていく進行で、よかったです。
日本のドラマに陥りがちな過去のシーン連発もなく、ちゃんとストーリーが組み込まれていたことにも満足したものです。
日本の連続ドラマ、あるいは2時間サスペンスドラマにありがちな、あの振り返りシーンの連発には、視聴者を馬鹿にしているのか? と、憤りを感じることがあるので・・・。
そんな回想シーンがなかったことは、見ていて爽快でした。
最終回も期待を裏切られることなく、なんとも切なくその奥に見える希望
最終回、絶望の中に微かに輝く希望が見える仕上がりになっていました。
竹内結子さんが、本当に美しかったです。
竹内さん演じた志村倫子という女性が、今後どのように生きていくのかということにも思いを馳せることができるドラマでした。
エンディングに流れる竹内まりやさんの真夜中の ナイチンゲール が、これまた心にしみたものです。
毎回放送の度のエンディングに、竹内まりやさん歌うこの歌が流れると、このドラマが終わってしまう淋しさに襲われたものでした。
志村倫子(竹内結子)の直江康介(中居正広)への思慕にも似た、気持ちがグーッと感じられ、また、直江も倫子を愛おしく思っていることが痛いほど伝わってくるのでした。
恋する気持ち、というのは、コレほどまでに切なく痛いものだったのか!
それを歌いきってくれています。
ああ、もう一度見たいなぁ! このドラマ「白い影 その物語のはじまりと命の記憶」。
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中居正広&竹内結子主演の白い影をもう一度見たい、という思い、
このドラマを見た方たちが、切望しているのだということが、アマゾンのレビューを読んでも感じることができます。
中居正広という役者=直江先生。
直江先生を見事に演じ切った中居くんに賞賛の声。
もちろん、物足りないという意見もありました。が、このドラマの完成度を再確認しました。
竹内結子さんの魅力についても多くの方がレビューしていました。
もう一度見たいドラマ、それは「白い影 その物語のはじまりと命の記憶」です。
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