さるとびエッちゃんエンディング曲 これぞ大阪弁のインパクト強し 好きということはホンマに切ない

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さるとびエッちゃん というアニメをご存知ですか?
石ノ森章太郎原作の漫画で、TVアニメで放送されていました。

猿飛エツ子という小学生の女の子が主人公。エッちゃんと親しまれ動物と会話ができることを得意とし、怪力の持ち主。ドラブルの種となったり解決したり。ブクという、大阪弁を話す犬といつも一緒にいました。

ブクという犬が話す大阪弁はそれはそれは強烈で、子ども心にけったいな話し方やなぁ、と思って見ていたことを覚えています。

そのブクが歌う大阪弁の歌が、これまたインパクトあり

猿飛エツ子という名前は猿飛さすけのようで、コレまた忘れられません。

ブクという犬の顔と声も覚えています。

最初に流れる歌とエンディングの曲は、今も歌えるほど。シッカリ覚えています。

どうしてエッちゃん、なぜだかエッちゃん ♪ はしんみりと聞けます。

なにしろエンディングがこれまたすごい大阪弁

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ブクがエッちゃんへの愛情を大好きなとんかつを我慢することに例えて歌う

ブクという犬がため息まじりに言うセリフで始まります。

好きということは、ホンマに切ない」 ←せりふ
とんかつがあれば エッちゃんひとりに食べさせたい
そやけど待ちぃな エッちゃんに教えなアカンのやあんあん ガマンが大事な人生を~
ほな、わて、いただきます」 ←せりふ

好きということはホンマに切ないとは、また確信に迫る内容。
それを、好きなとんかつに例えて伝えよう、ということです。
ガマンが大事という人生の教訓をこの力が抜ける歌詞とメロディーで・・・・。

しかもこの短い歌詞の中で言おうとしているわけです。

この歌は2番3番・・・と続くのですが、

最後まで聞いていると、あることに気づきます。
好きやということは、ほんまにつらいわ。
好きやということは、ほんまにしんどいわ。

最後の最後には、好きやということはほんまにほんまにしんどい、としめくくります。

いじめっ子がいたら、助けたいけどエッちゃんに逃げるが勝ちの人生を教えなアカン、と言っています。

ホンマにツライときは、逃げても(逃げたほうが)いい、と諭してくれているのです。

ブクが歌うエンディング曲。愛するわが子を思う親心なり

悲しいことがあったら、エッちゃんの代わりに泣いてあげたいけど、涙ぬぐうド根性を教えなアカンとも。

そうです、これは 愛する子ども を 思う気持ちを 歌った歌 だったのです。たかがアニメソング、とあなどることなかれ。こんなに大切なメッセージが込められてたなんて。

子どもの頃は、気づきもしなかったことが年齢重ねると、ハハーン、そうだったのか、と思えるなんて。人生なかなかおもしろいものだと、しみじみ思うのです。

歌は、じっくり歌詞を噛みしめてきいてみるものですね。

子どものころ、歌詞の意味など意識せずメロディーだけがインパクトあって楽しく歌ったものでした。
「とんかつがあんねんワン」と聴き間違えていました。

歌のタイトルは「エッちゃんがすきや」歌うは熊倉一雄さん

作詞は山本護久さん、作曲は宇野誠一郎さん。
歌っているのは熊倉一雄さんです。

宇野誠一郎さんといえば、「ひょっこりひょうたん島」や「ムーミン」「悟空の大冒険」「ふしぎなメルモ」「一休さん」「長靴をはいた猫」といったアニメソングを作曲されたことで有名ですね。

大阪弁で「ほな」というのは、「それでは」というような意味でございます。
ほな、わて、いただきます」というブクのせりふは、
「それでは、わたくし、いただきます」ということになります。

さるとびエッちゃん、大好きです。
どうしてエッちゃん、なぜだかエッちゃん、おかしなおかしなエッちゃんで始まるオープニングの曲。

そんなエッちゃんに会いたくなります。

おかしいけど、正義感にあふれた優しいエッちゃんだったような気がしています。

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さるとびエッちゃん、作者はあの石森章太郎さん!

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