日曜・夜10時半スタートのドラマ「ホットスポット」
バカリズム脚本。市川実日子・角田晃広主演。
山梨県浅ノ湖にあるレイクホテルに勤務する職員たちの人間模様。
そこに宇宙人が登場するという地元系エイリアンが繰り広げるヒューマン・コメディです。
とにかくストーリーが面白い。
幼なじみの女たちが繰り広げる会話が、あるある、でもあり共感したり、おいおいあつかましいだろ、と客観的になったり、と見ていて変なスリルとドキドキも味わえてしまう、不思議なドラマだ。
第1回目から、こんなにハートをわしづかみにされたドラマは、最近めずらしく、とても嬉しい。
感想と考察を書いていきます。
え? 宇宙人? ただのおじさんでしょ?
浅ノ湖レイクホテル勤務の遠藤清美(市川実日子)が交通事故から助けられる。
清美を助けてくれたのが、ともに勤務するホテルマン高橋(角田晃広)。
そこからドラマは始まるのです。
高橋が宇宙人であることを絶対誰にも話さないように、と高橋から依頼されるも、幼馴染に話してしまう清美さん。
「誰にも話さないでくれる?」という高橋さんの発音が自然でいい感じ。
と言われたにも関わらず、後日幼なじみのふたりに報告。
それを聞いた二人は早速、宇宙人に会ってみたいと。
はっちこと中村葉月(鈴木杏)とみなぷーこと日比野美波(平岩紙)と清美(市川実日子)の会話は、リズミカルでちょっとばかし厚かましい感じがなんともおもしろい。
どう見ても、冴えない普通のおじさんが、宇宙人?
ほんまかいな? そんな疑問は、彼女たちと視聴者のこちらも同じ感情。共感ですわ。
宇宙人を紹介したかと思えば、今度は証明しろと依頼する厚かましい女たち
なんとか、むりくり幼なじみに宇宙人を紹介にこぎつけたと思ったら、今度は本当に宇宙人なのか証明しろというではありませんか。はっちとみなぷー、遠慮せず。
どれだけの聴力があるかを証明する高橋さん。これまた素直なお方です。
まだ半信半疑の女たち。
その巨大なパワーを証明した後の後遺症というか副作用がなんとも、ユニーク。
なんでも、それを温泉で癒やしているという。
そんな人間的な宇宙人っているのかしら?
女の中に男(宇宙人)が一人。その会話が微笑ましい
幼なじみの要求はとどまることをしらない。
それは超能力でしょ、と宇宙パワーと超能力の違いをそれとなく諭す宇宙人・高橋。
この4人の会話は、とどまるところ知らずでいつまでも聞いていてもいいよ、と思わせてくれる。
居酒屋でもレストランでもなく、ファミレスというのもなんだか微笑ましい。
後ろにいるお客さんたちにも、伏線張られている予感ひしひし。
「あれを見せてもらっていいですか?」
「ここで?」
というさりげない会話が笑える。
「高橋さんって宇宙人って聞いたんですけど」と笑いながらのでかい声。
聞かれたらどうするの!? ってくらい時々大きな声になっているのも見ていていてヒヤッとする。
変なスリス感。
10円玉を折り曲げる次は警察犬のようにテレビの匂いをかぎまくる高橋
ファミレスで10円玉を折り曲げる技を披露させられたかと思えば、今度はテレビ泥棒の犯人探し。
超能力と今ある宇宙パワーの違いを伝えながらのテレビ捜索。犯人は清掃スタッフの中本さん。
シングルマザーと言いながら独身生活をお犯している中本さん。テレビを盗んだのはなぜ?
清掃スタッフの独身謳歌している中本さんのSNSを、さり気なく登録している清美(市川実日子)さんにもウケる。
ホットスポット第1話 見終わって最後にもう一度最初のシーン見てしまう
ドラマは思いのほか面白く、次の話を期待する展開で第1話は終わりました。
終わったところで、気になったのが冒頭のシーン。
あれ、あの父子の入浴シーンはなんだったんだ?
あ、そうか、あの男の子が高橋くん?
ってことは、あのお父さんは?
気になること満載です。
ホットスポット考察 宇宙人であることは秘密として守られるのか
・清美さんと幼なじみ二人の間だけで、秘密のまま誰にもバレずにすむのか?
・今後、高橋さんとこの3人との会合は頻繁に行われるのか?
・清掃スタッフの中本こずえ(野呂佳代)さんはじめ、宿泊常連客とのからみはいろいろあるのか?
・今後、あの父子のストーリーは描かれるのか?
・宇宙人が比喩でなく宇宙人だというのは、本当なのか?
そんな疑問が数々生まれた第1話でした。
第2話が楽しみです。
脚本、かなり面白いバカリズムさんって本も書いているんですね。
読んでみたくなりました。
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